【世田谷区】地下トンネル水路はなんと内径5.5メートル!「谷沢川分水路」が建設中です。
今年も梅雨入りの季節になりました。東京都、並びに世田谷区では、台風や豪雨による浸水被害の対策として、いくつかの治水工事が計画されています。その一つ「谷沢川分水路の整備工事」が、2019年(平成31年)3月7日~2023年(令和5年)9月29日までの予定で実施されています。
谷沢川は、世田谷区を流れる多摩川水系の一つで、過去に浸水被害が何度か起きています。流域は住宅街や市街地で、河川自体を拡幅することができないため、環状八号線、国道246号及び世田谷区道の地下にトンネル構造の分水路を建造しているのです。1時間当たり75ミリ降雨による浸水被害に耐えうるトンネルの規模は、延長約3,200メートル、内径5.5メートルと、大規模です!トンネルは都立園芸高校果樹園から、玉川台広場まで、シールド工法で建設されるそうです。
用賀の首都高速の近くの工事現場では、取水管理棟も建設中のようです。
歩道橋よりも高い建造物もあるようです。
かつて、首都高速の下にあった“玉川台広場”ですが、竣工後は、また広場として利用できる予定です。
谷沢川流域には、都内では人気スポットの『等々力渓谷』もあり、治水対策と親水性の両方に配慮した川づくりになっています。大規模な治水工事は私たちの目には触れませんが、トンネルに水を流すことによって、谷沢川の水位が極端に上らないようになり、安全確保されるというわけです。期間も長く、あと2年以上かかりますが、ありがたく完成まで見守りましょう!
工事現場はこのあたり↓