【世田谷区】外径3.65メートル実寸サイズが見られる?!「呑川増強幹線・豪雨対策」の下水道が工事中です。
『ゲリラ豪雨』という言葉を耳にするようになったのは、いつからでしょうか?気象用語ではなく、局地的大雨のことですが、流行語大賞の候補になったのが2008年、初めて使われたのは意外にも古く、1969年8月の大雨だったそうです。
その大雨で何度か浸水被害が起きた場所、特に2019年に発生した台風19号を踏まえた対応として、『東京都豪雨対策アクションプラン』という計画があり、各地で順番に工事が行われています。
世田谷区内でも何箇所があるうち、目黒区の八雲地区と世田谷区深沢地区では、75mmまでの雨量に耐えられるように、「呑川増強幹線整備事業」が工事中です。一旦、水をタンクに貯めて、晴れてから水再生センターに流す仕組みだそうです。そのまま排水してしまうと、呑川が汚染させてしまいます。元々は貯留池を地下に整備する計画だったのですが、貯留菅で十分という判断だったようです。
川は当然、区を跨いで流れていますので、全体プランを立案して完成するまでには、時間もかかりますが、対策がされていることに安心しますね。
工事が行われているエリアは三島公園があり、近隣の子供たちの遊び場になっているためか、イラスト入りで下水道の実寸サイズを囲いに表示しています。少しだけ圧迫感は和らぐ感じはしますね。
呑川という名前は、大雨のたびに田畑を呑み込んでしまうからとか、呑めるほど綺麗な水が流れていたからなどの説があります。いずれにしても当時の住民にとっても身近な存在だったのでしょう。現在は、呑川緑道として憩いの場所になっています。
今年の梅雨は例年通り7月下旬頃まで続く予報になっています。いつ局地的な大雨や台風などが発生しても慌てないように、ハザードマップなどで自宅エリアの状況と避難場所を確認して、家族間の連絡方法や災害グッズなど、備えをしておきましょう。
世田谷区のハザードマップは、今年2021年(令和3年)6月にアップデートされ、配布は8月になります。
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場所は三島公園の辺り↓