【世田谷区】〈前編〉~進化が止まらない~なでしこリーグ1部所属「スフィーダ世田谷FC」のトップチームコーチにお話を伺いました。次回ホームゲームは9月3日(日) みんなで応援に行こう!
世田谷区で活動する女子サッカークラブ「スフィーダ世田谷FC」をご存知ですか?
本部は祖師ヶ谷大蔵にあり、勝つことを追求するトップチーム(なでしこリーグ1部所属)と、育成・強化、普及を目的とするアカデミー(小学生・中学生・高校生・ママさん、ブラインドサッカー)との合計約200名が所属する日本最大規模の女子サッカークラブで、中学生からトップチームまで一貫指導を行っています。「スフィーダ」とはイタリア語で挑戦の意味。
2001年に世田谷区でクラブ設立、2011年にチャレンジリーグ参戦。2015年には「なでしこリーグ2部」に昇格し、2020年に初優勝を達成。2021年より「なでしこリーグ1部」に所属し、2022年に初優勝を飾りました。
「スフィーダ世田谷」の原点
「スフィーダ世田谷」は地元のサッカークラブが原点。区立明正小学校を中心とした小学生たちが中学に上がる2001年、近隣には女子中学生が活動出来るサッカークラブがありませんでした。
父兄たちの「子供たちにサッカーを続けさせてあげたい」という気持ちから、当時コーチをしていた川邊健一氏(現スフィーダ世田谷GM)にクラブ設立を依頼したことで誕生しました。
「女子中学生のサッカークラブ、お願いします」と言われてそう簡単に出来るものではありません。父兄、コーチ、関係者、なにより子供たちの熱い想いが形になったと思うと、応援する気持ちもますます大きくなります。
現在トップチームのコーチである川嶋珠生氏はなんと「スフィーダ世田谷」の1期生。サッカーとの出会いは横浜に住んでいた幼稚園生の時!初恋の男の子と遊びたくてお昼休みにサッカー三昧。そんな乙女心のはずが…そのうちにその男の子よりもサッカーが好きになっていたそう(笑)
その後小学校一年生で世田谷区に引っ越し、入学式の日に校庭で練習していた女子サッカークラブに入団。その情熱が今日現在まで続き、「スフィーダ世田谷」に対しての愛と情熱がフツフツと溢れ出ている姿がとても印象的でした。
地域密着型のサッカークラブ
試合の日、サッカー場に足を運ぶファンはまだまだ多くないのが現状です。当初は、「強いチームならファンがついてくる、勝てばファンが増える」と考えていました。しかし、なでしこリーグで優勝を経験して思ったことは、「ファンを増やしていくには試合で勝つだけではダメだ」ということ。
勝つのは大前提として、地域に根ざし、区民の困り事を解決出来るよう活動し、より多くの人に知ってもらう。そして長く愛されるクラブに成長して行くという想いをクラブ全員で共有しています。
また今後、サッカー教室などの楽しいイベントも開催していく予定なので、そちらも楽しみにしていてくださいね☆
ホームゲームについて(少々難題が。。)
スフィーダは世田谷をホームタウンとするクラブですが、独自のサッカー場を所有していません。それだけではなく、「なでしこリーグ」「WEリーグ」の基準を満たすスタジアムは駒沢公園の陸上競技場のみ。
ところが陸上競技場の予約が取れず、世田谷区内の試合が年間で0回、2回というような回数が現実です。現在都内で行われる試合は北区や調布市にあるスタジアムとなっていますが、近い将来、みんなが気軽に応援に行けるスタジアムが区内に出来ることを願っています。
みんなで応援に行こう!
現在スフィーダ世田谷の順位は、5勝7分3敗、勝点22の5位。優勝を目指せる位置にいます。ぜひ9月、10月の試合を現地で観戦しましょう。ストレス発散でもいいんです(笑) 声出していきましょう!選手からもチカラをもらい、選手たちにもチカラを届けましょう!
都内の試合
◆第17節 2023年9月3日(日) 15:00
スフィーダ世田谷 VS 愛媛FCレディース
@味の素フィールド西が丘(※味の素スタジアムとは違う場所ですのでご注意ください。)
◆第20節 2023年9月24日(日) 14:00
スフィーダ世田谷 VS 伊賀FCくノ一三重
@AGFフィールド
◆第21節 2023年10月1日(日) 14:00
スフィーダ世田谷 VS 大和シルフィード
@味の素フィールド西が丘(※味の素スタジアムとは違う場所ですのでご注意ください。)
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