【世田谷区】社会的PCR検査はどうするのか?!保坂区長9月7日記者会見より
本日2020年9月7日、保坂区長が記者会見を行い「PCR検査の取組み」について、計画の修正を説明されました。
9 月7日午後2時、世田谷区長定例記者会見を行います。前回に引き続き、PCR検査体制の検討状況、子ども生活応援給付、アーティスト支援、商店街支援プロジェクト、教育支援などです。区長記者会見中継・録画 | 世田谷区ホームページ https://t.co/0UK4Vh2uz5
— 保坂展人 (@hosakanobuto) September 7, 2020
『世田谷モデル』という独自の社会的PCR検査については、7月末のTVでの区長の発言以降、検討を進めていましたが、まだ区議会での賛同を得られていません。
変更点は3点です。
1)対象者:障害者施設従事者約3,000人を追加する。
2)優先順位:介護施設から実施し、必要に応じて複数回行う。
3)検査方法:鼻咽頭拭い1検体ずつ検査
社会的検査については今後の方向性を示していますが、国や都の検査制度の検討結果を待ち、行政検査の適用範囲が拡大した場合には財源は国費となるなど、状況に合わせて計画・実施していきたいとのことです。また『前鼻腔拭いで自己採取による検査やプール方式』は、国の検証結果を待ち精度が担保されれば10月以降実施予定だそうです。
区長は『社会的検査の必要性について、7月時点の急速な感染拡大の状況に危機感を募らせメディアで発言し計画を指示した。現時点では少し落ち着いた状況になり、今後感染者がゼロになれば不要かもしれないが、そうでない限りは、社会的検査で重症化の可能性がある人への感染を防ぐこと、クラスターを発生させないために有効である』と述べています。
●新型コロナウイルス感染症に対するPCR検査の取組みについて(令和2年9月2日世田谷区議会福祉保健常任委員会資料より)【9月3日19時更新】
新型コロナウイルス感染症予防において、欧米では『マスク着用』が、日本では『社会的検査』が政治的議論になったと言われています。経験したことがないことで、どうすれば感染拡大を防げるのか、スピード感を持って議論して決めていかなければなりません。
区においては、既に最大限のキャパシティで回転している保健所の負担を増やすことなく、感染拡大防止を目的とした社会的検査の仕組みをつくること、介護施設や保育施設などの継続的な運営のための検査には理解が示されるも、1回限りの検査では意味がないなど、引き続き議論される模様です。住民の命と健康を守ることは意見は一致しているとはいえ、方法論や予算の使い方については、わたしたちが納得できるものにしてもらいたいですね。また状況に変化があった段階でお知らせしたいと思います。