【世田谷区】明日4月3日(月)より東京農大オープンカレッジ申し込み開始!全国の有名店の国産小麦のパンを試食しながら、パンやパンに合うレシピについて楽しく学べる「パン食文化研究室」の講座は子育て世代の方にもおすすめです!
東京農業大学のオープンカレッジ(一般向けに開かれている公開講座)が「代田キャンパス」にて開催されているのご存知ですか?
そう、あのTVドラマ”silent”の聖地、小田急線世田谷代田駅から徒歩2分ほど、駅から見える場所に教室があります。
オープンカレッジには様々な講座がありますが、〈 食、健康、趣味・教養、花・緑、資格・検定、お出かけ、子ども、オンライン 〉と、ジャンル別に検索出来るようになっています。
その中で、2月に開催された「あなたの未来を変えるパン!”3日目の方がおいしいパン”」というテーマの講座に参加してきました。コロナ禍で約2年ぶりの開催とあり心待ちにされていた参加者の方も多かったのではないでしょうか。
こちらの講座では、毎回全国の有名ブーランジェから取り寄せた国産小麦パンを試食しながら講義を受けるのですが、こんな夢のようなお勉強が今までありましたか(笑)?
専任講師は「パン食文化研究室」室長の青沼一彦氏、ゲストには、パンに合う美味しくてヘルシーなレシピの紹介をして下さる、山梨の「ドイツパン職人工房ヴァルト」から、スイスやデンマークなどで黒パン、食文化について学んでこられたブロートコネクターの早川ゆかり氏。
またこの日は、缶詰から冷凍食品まで安心・安全な製品を製造している食品メーカー、株式会社宝幸(HOKO)の常温食品事業部の新井大介氏も登壇され、パンに合う商品を紹介してくださいました。
国産の材料にこだわったHOKOの缶詰が買えるサイトを一部ご紹介します。
2月の講座:「3日目の方がおいしいパン」
ヨーロッパでは大きくてガシッと焼き込んだハード系のパンを1週間かけて色々な食べ方で楽しむ習慣があります。たとえばフランス人は固くなったパンをホットショコラに付けて食べたり、ラタトゥイユなどを乗せタルティーヌとして食べたりします。
一方、日本では翌日には廃棄されてしまうパンが多いのも事実。食品ロスが問題となっている昨今、ヨーロッパの伝統的なパン食文化から、さらに美味しいパンの食べ方を学んでいきます。
◾︎山梨県/ドイツパン職人工房 ヴァルト→南麓ファーム・ゆめかおり全粒粉、北海道ライ麦
◾︎神奈川県/ムール ア・ラ ムール→湘南小麦(農林61号、南部小麦、ゆめかおり)
◾︎茨城県/パン・アトリエ クレッセント→安部農園・ゆめかおり全粒粉
上の3軒のブーランジェがご当地小麦を使って焼いた3種類のパンが用意され、まずそのままの味を味わい、その後で缶詰と合わせたレシピの紹介など、日常に役立つお話を聞くことが出来ました。
そのまま何もつけずに食べる時は、パンの食感、口どけ、引きの強さ(歯切れ)、鼻に抜ける香りと余韻を感じて。うん、美味しい!素朴でしみじみとした大地を感じる美味しさ♪
2023年 前期講座の募集スタート!
明日2023年4月3日(月)に、いよいよ「東京農大オープンカレッジ」の2023年前期の講座の募集が始まります。「パン食文化研究室」の前期講座は6月、7月に各1回ずつ2回開催。
① 6月18(日) 講座番号:23108D
講座名:パン食文化研究室「パンの試食講座」A ご当地小麦パンと地域食材のマリアージュ
開催日時:2023年06月18(日) 14:00~16:00 全1回
会 場:代田キャンパス
受講料:3,800円
定 員:45名
持ち物:筆記用具
対象:高校生以上
講座内容:ヨーロッパから学ぶ伝統的なパンの食べ方を、日本の食材でアレンジする「パン食文化の温故知新」
伝統的なパン食文化を学ぶと同時に、身近な食材で国産小麦のパンに合う料理、食材とのマリアージュを楽しめる創作レシピの解説など。
◆パンは「クロフトベーカリー」久保田シェフによる群馬県産小麦のカンパーニュ。食材の詳細はパン食文化研究室のトピックスにて。(食材の最終決定は4月末)
受付期間:2023年4月3日(月)~2023年5月31日(水)
>>>>申し込みはこちらから
② 7月23日(日) 講座番号:23112D
講座名:パン食文化研究室「パンの試食講座」B「ドイツの火を使わない夕食、カルトエッセンに学ぶ」
開催日時:2023年7月23(日) 14:00~16:00 全1回
会 場:代田キャンパス
受講料:3,800円
定 員:45名
持ち物:筆記用具
対象:高校生以上
講座内容:暑いとつい「そうめん」などの冷たい物を食しがちですが、ドイツには火を使わない食事「カルトエッセン」と言う食文化があります。夏バテ予防にミネラルが豊富な全粒粉のパンやライ麦のパン。それらを日本のスーパーで手に入る、ハムやソーセージと合わせて美味しく食べるポイントを学びます。
◆パンは麻布十番モンタボー鈴木シェフによる神奈川県産小麦のカンパーニュ。食材の詳細はパン食文化研究室のトピックスにて。(食材の最終決定は4月末)
受付期間:2023年4月3日(月)~2023年7月6日(木)
>>>>申し込みはこちらから
ヨーロッパではライ麦やオーツ麦を使ったブラウンブレッド、バゲットやカンパーニュなどハード系のパンが主流。これらは水分が中に閉じ込められるため、焼き上げてから数日たっても美味しく食べることが出来ます。
一方、戦後アメリカからの指導や安定供給により、日本では輸入の小麦粉を使った「白くて柔らかいパン≒美味しい」と言う考えが定着。また高度経済成長期の忙しい日本人にとって手軽に食べられるサンドイッチや惣菜パンが日常的に食べられるようになりました。
しかし今日、日本各地で美味しい国産小麦が作られるようになり歴史は変化しています。食品ロス、地産地消、Co2削減、様々な観点からパンについて学べるこの講座は、子育て中のママ、パパや健康に興味のある方、なにより美味しいものが好きな方におすすめの講座です。
食べ方を知ると実に味わい深く美味しいパン。それは子供たちに伝えたい持続可能なパン食文化です。日本各地の多様な食材を、見たり触れたり歴史を聞きながらみんなで美味しいパンとパン料理を発見しましょう。お席は先着順となりますので申し込みはお早めに♪
☆「パン食文化研究室」青沼先生、このたびは取材のご協力ありがとうございました☆
【世田谷区】4月1日(土)より小田急線全70駅&下北沢で「silent ロケ地マップ」を配布!ドラマの印象的なシーンを振り返りながらお散歩してみませんか?
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