【世田谷区】『世田谷モデル』と言われた社会的検査は今後、国が費用負担か?!10月16日現在17カ所、約270人に実施、陽性率0.74%

区で2020年10月1日から始まった新型コロナウイルス感染症の社会的検査は、10月14日現在、17ヶ所で約270人に実施し、2名の無症状の罹患者が見つかり、現時点での陽性率は0.74%とのことです。また財源については、区が行う社会的検査が国の通知により行政検査となることから、全額、国の負担となる見込みです。

従って、費用が最大のネックで一度しか検査ができない見込みでしたが、必要に応じて複数回の検査が可能となり、社会的検査の枠組みが実現するということではないでしょうか。

●介護事業所等を対象としたPCR検査(社会的検査)の実施について【10月14日8時更新】

 

当初、保坂区長が表明された『世田谷モデル』と言われた社会的検査は、ニューヨークの例をモデルに、《いつでも、どこでも、何度でも》または《いつでも、誰でも、何度でも》検査が行える体制を志したものです。感染の疑いがある人、あるいは濃厚接触者以外のエッセンシャルワーカーを対象にPCR検査を行い、無症状者であってもいち早く陽性者を発見し隔離することで、介護施設や保育園などの感染拡大を防止することを目的としています。

9月の区議会で承認された補正予算の約4億円については、今後、国の負担が明確になり次第、どのような扱いになるのか発表されます。複数を一度に検査するプール方式については、まだ国が検討中で認められていませんが、認可されれば検査数をこなせることで、検査にかかる時間を格段に短縮できるでしょう。

介護施設や保育現場に限らず、小中学校大学での罹患も報告されています。徐々に教育現場なども対象にされるとより良いと思いますが、わたしたちの大切な税金が使われる重大なことです。今後の状況を注意深くウオッチして、介護施設や保育園の利用者とそこに従事される方々が安心して働けるようになることを期待しましょう。

【世田谷区】「世田谷モデル」と言われた高齢者施設などのソーシャルワーカー約23,000人への社会的検査を10月1日より開始します。

世田谷区役所第3庁舎

MUCCO

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