【世田谷区】日本初!作者の原画が展示される「出版120周年 ピーターラビット™展」が世田谷美術館でスタート!6月19日まで開催です。
シリーズ最初の絵本が刊行された1902年から120周年
最初の絵本「ピーターラビットのおはなし」がプレデリック・ウォーン社から初めて刊行された1902年から、今年2022年でちょうど120周年を迎えています。
ピーターラビットファンの方々お待ちかね!「出版120周年ピーターラビット™展」が世田谷美術館にて、スタートしました。開催期間は、2022年3月26日〜6月19日です。
世界中で愛されるピーターラビットがどうやって生まれ、どのような経緯をたどってきたのか、ファンならずとも興味深い展覧会です。
会期中の土日・祝休日および5月2日(月)は、新型コロナウィルス感染症対策のため、日時指定券を販売していますので、事前購入しておくと安心です。
作者ビアトリクス・ポター™の原画が日本初の展示です!
ピーターラビットの作者ビアトリクス・ポターの原画や初公開のうさぎのスケッチやイラストレーション、私家版や草稿本、原画などが展示されています。
- 作品の原点である《ノエル少年への絵手紙》:作者ビアトリクス・ポター™が1893年に病気になった元家庭教師の息子さんに送った手紙
- 『ピーターラビットのおはなし』の彩色原画全点
初版の本など、120年前の現物がこれほど綺麗に保存されていることに驚嘆されるのではないでしょうか。作者ご本人の意志を継がれた方々の努力の賜物なのでしょう。
また、ピーターラビット刊行以前からのスケッチを拝見してみると、写実的で観察眼が正確で、絵が本当にお上手です。もし、作者が飼ったのがうさぎではなく、猫や犬だったら、ピーターキャットやピータードッグになったのだろうか、などと妄想が湧いてきます。
作者のビアトリクス・ポターは、絵本の出版だけではなく、ピーターラビットのぬいぐるみなどの商品化の監修もしています。キャラクターの特許を取得したのは、世界初の人物だと言われ、その特許証も展示されています。
ぬいぐるみ以外にも、商品化されたアイテムは多岐にわたっています。ご本人が自ら積極的に商品のアイデアを提案されていたようで、商品化に至らなかったものもあったようです。「ピーターラビットの追いかけっこゲーム」というすごろくのようなゲームもご本人が考案したもので、発売には至らなかったのですが、企画段階のスケッチやゲーム内容などを見ることができます。
展示を通じて、作者自身を近くに感じるような、生き様をまるごと知ることのできる内容ではないでしょうか。
展示の途中で撮影ポイントがある!
展示物の撮影ができないのは当然なのですが、展示の途中で何ヵ所か、撮影ポイントを設けてくれているのが、心憎い計らいです。
物語の中から、ピックアップしたシーンの再現が見られます。
ピーターラビットがマグレガーさんの畑に柵の下から潜り込んでいく様子が再現されています。
ピーターラビットのおはなしのシーン、うさぎのおかあさんの声が聞こえてきそうです。
至るところで、ピーターラビットの世界観が表現されています。
入館すると、すぐにあるディスプレイ、ピーターラビットの世界にこれから入る期待が膨らむというものです。
パンフレットも展示内容が詳細に紹介されていて、親切です。
俳優の松下洸平さんが公式サポーターに就任されていて、音声ガイドナビゲーターも務められています。ピーターラビットの世界に誘ってくれるとは、ファンの方にはたまらないですね!
土日などにチケットを購入せずに来てしまった場合、入り口に空き時間が掲示されていますので、ラッキーにも空いていたら、エントランスのチケット売り場にてチケット購入できます。
世田谷区美術館では、傘を持って入館できませんので、入り口に向かって右手にある傘立てに預けてからお入りください。
世田谷美術館のある砧公園は、環状8号線沿いでアクセスしやすい場所にあります。駅近くとは言えませんが、バス停は目の前、駐輪場も駐車場もあります。
今年の桜ももうすぐ満開を迎えそうです。砧公園の桜やすみれなど花が咲き始め、春爛漫の季節がやってきました。新型コロナ感染対策のため、宴会やシートを広げての飲食は禁止となっていますが、ご家族や少人数でのお散歩にはぴったりのロケーションです。
「出版120周年 ピーターラビットᵀᴹ展」の会期は、約3ヶ月近くあり長いので、ご都合に合わせてぜひご覧になってみてはいかがでしょうか?
場所はこちら↓